履いてたトレッキングシューズがお亡くなりになったので思い出を語ります。
バックパッカーの旅を経て
オーストラリアと東南アジアをバックパッカーをして、行く土地行く土地でお金もないので、よく散歩をしていました。地図を眺めては丘や洞窟、山などいってました。
そんな中、マレーシアで上った山「キナバル山」に行ったことが大きくて、”日本に帰ったら山に登ろう”と決めました。
お金がない
登山を趣味にしようと決めて、初めて買ったトレッキングシューズがこのスポルティバ(LA SPORTIVA)「PRIMER GTX® SURROUND™」でした。買った理由は単純で軽くて、ローカットだったからです。
私は華奢で筋力がないので重たい靴は嫌でした。また、足首が固定されるのが不快なのでハイカット
も嫌 。というのが理由です。買った当初はバックパッカーの旅が終わって、お金が全然ない状態で帰国したから、買う時”本当に買っていいのか、続く趣味なのか”とか色々考えて、ドキドキしたことを思い出します。
最初に登った百名山
最初に登った山は赤城山でした。百名山ガイドブック眺めて決めました。
全然ペースもわからず、地図もろくに読めず、地名もよくわからない状態で不安な山行だったと思い出します。その頃と比べたら、少しは成長したかな。
膝が壊れた山
この靴との一番の思い出はやっぱり、栃木県日光の霧降高原・丸山です。当日はもともと霧深かったけど、どんどん天気が悪くなってきて、しまいには土砂降り。靴もグチョグチョになり、もう何でもよくなって、無敵状態。沢をガンガン下ってたら、大量のヒルに喰われてて、血まみれになりました。さらにアスファルトの道を下ったせいで膝を壊し、2ヶ月くらい通院するハメに、本当災難でした。ゴアテックスの効果もそこで死んだ気がします。
地元九州遠征!
あと、思い出といえば、九州遠征の時に登ったくじゅう連山です。久しぶりに九州に帰って、博多駅の変わり具合に感動しながら、阿蘇山、祖母山、そして、くじゅう連山と上りました。くじゅう連山自身はとてもいい山でしたが、岩場が多くて靴のダメージが酷かったです。
日本初めての3000m級登山。鳳凰三山
鳳凰三山に行った時も印象的で、ガイドブック眺めたら、鳳凰三山とあり、”かっこいい!!”と思い、日本で初めての3000m級の山に挑みました。テント泊するつもりでしたが、途中天気が悪くなって、急遽手前の宿を利用することになりました。テント泊するつもりの予算しか持っていってなかったから、お金がギリギリ(・Д・)。ホッとしてその日は過ごせたんですが、下山して、バスを利用する時にトラブルが、バスでSuicaが使えない。前払い制でお金を払わないと乗れない。運転手さんとATMがあるところで降ろして、速攻で払うと交渉しても対応してくれず、結局一緒に乗り合わせた人からお金を借りることで決着しました。いい人がいて良かったです。その人は今元気かな?
上った山75座
そんなこんなんで、この靴と上った山は数えると75座でした。
冒頭にも書きましたが、軽くていい靴でした。しかし、ローカットなので、下りの時、足への負担が大きいのが難点です。トレッキングポールを併用するといいかもしれません。