登山と信仰の融合 歴史の道【妙法ヶ岳(1320m)】

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プロフィール

埼玉県にある妙法ヶ岳。

〜以下、埼玉県の山より

奥秩父(おくちちぶ)の三峰山(みつみねさん)は、雲取山(くもとりやま)、白岩山(しらいわやま)、妙法ヶ岳(みょうほうがたけ)の総称だ。三山が連なる尾根の北端にある三峯神社は、日本武尊の東征伝説の始まり、修験道を経てお犬様(狼)信仰に広がり、講中登山などで多くの登拝者を迎えていた。その登った道が表参道、下り道が裏参道で、後者は、神社への物資輸送路としても使われた傾斜の緩い道だ。1939年、ロープウェイの開通で裏参道は物資輸送の役割を終え、表参道も登拝者は激減。しかし起点の大輪(おおわ)集落はロープウェイによる観光客、登山者の増加で倍旧の隆盛を見る。

そのロープウェイも、三峯神社への車道整備、バス便の普及などにより、2007年、68年間の役割を終えた。多くの登山者もバス利用となったが、表参道は健在で、裏参道も近年再整備されている。

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この記事を書いた人

趣味で登山を楽しんでいます。特に関東近辺の山に登っています。
登った山の情報や旅行で行った場所の情報などを発信しています。

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