岩峰連なる探索の旅路【天丸山(1540m)・帳付山(1619m)】

目次

プロフィール

群馬県上野村にある天丸山(1540m)・帳付山(1619m)。

〜以下、関東百名山より

大山・天丸山

「おおっ」と歓声があがる。谷間の集落道に大山が現れた瞬間だ。均整のとれた三角錐は、ゴツゴツした西上州らしからぬたたずまい。登高欲以上に、予想される急登に恐れをなすのが登山者の本音かもしれない。

群馬県上野村、野栗沢(のぐりさわ)支流天丸沢の源流には埼玉との県境から北に飛び出た3つの岩峰がある。西から天丸山、大山、焼岩(やけいわ)だ。天丸山は地形図に三角点と山名が載る。焼岩は1496の標高点数字とそれを囲む岩記号。大山は中央に聳える等高線で1540mの、岩記号に囲まれた三山の最高峰だ。

帳付山

「さしたりーひーほんだけーきんご」。これは樵夫(きこり)が切った木を記録するため、鶯(うぐいす)が鳴き交わすようにして符牒(ふちょう)を伝えた、日本のヨーデルとも言える通信手段だ。そしてこの通信を受けて別の符牒で応じ、帳面に記したのが帳付人。冒頭の呼び声は「職人(樵夫の最下層)が、長さ一文四尺五寸、直径一尺五寸の檜を伐った」という意味なのだそうな(高須茂『日本山河誌』より)

両神山から西に延びる群馬と埼玉の県境尾根はごつい岩峰を連ね、ある地点で南へ直角に曲がって長野と三県境の三国山に向かう。その地点が帳付山だ。地形図に山名はなく、1619mの北面に岩記号の目立つ山だ。かつてはテント泊が必要で、人跡稀な秘峰だったが、車道が発達した今では山麓から日帰りで楽しむことができる。

アクセス

私は”JR高崎線新町駅”からレンタカーを借りて、登山口へ向かいました。2時間くらいのドライブでした。

バス + 徒歩

JR高崎線新町駅から上野村行きのバスに乗り八幡バス停下車。

天丸橋まで徒歩約2時間30分みたいです。

バス利用だと日帰りは困難なので山麓の宿に泊まり、送迎を依頼することをお勧めします。

わかりづらいですが、奥名郷神社から登ってきて、3方から道が合流している所があると思いますが、そこが登山口です。

マイカー情報

上信越道下仁田ICから県道45号、国道299号を進み、野栗沢川沿いを通って天丸橋まで約1時間20分です。路肩付近に数台の無料駐車場があります。トイレはありません。

登山適期

4月上旬から12月下旬が適期です。

新緑とアカヤシオの5月上旬がベストです。

紅葉は10月中旬ですが、日が短いので注意してください。

冬の雪は少ないですが凍結には十分注意してください。

ルート

天丸橋あたり(1005m) → 大山分岐 → 大山あたり → 倉門山(1572m) → 天丸山分岐 → 天丸山(1506m) → 天丸山分岐 → 馬道のコル → 帳付山(1619m) → 馬道のコル → 天丸橋あたり

以下は動画になります。参考になれば幸いです。

装備

・ザック35L(THE NORTH FACE)

・ハット(THE NORTH FACE)

・ロンT(THE NORTH FACE)

・ハーフパンツ(アンダーアーマー), アンダーパンツ(ユニクロ)

・ウール製の靴下(THE NORTH FACE)

・トレッキングシューズ(MERRELL)

行動食

・水 1.0L

・おにぎり 1個

その他の道具

・地図

・時計(Apple Watch)

・iPhone13Pro

・GoPro8

感想

2023年4月24日に天丸山と帳付山に行きました。

JR新町でレンタカーを借りて、いざ出発。2時間のドライブでだいぶ萎えました。

登山口付近になると工事中との看板があり、そのまま進んでいくと、ショベルカーが仕事をしていました

帰るのも嫌なので、作業員さんに「もう少しさきに登山口があるので、そこまで行きたい」とダメ元で話したら、作業員さんがそれに応じてくれて、無事に登山口に辿り着くことができました。

作業員さんありがとう。

山の話をします。

本当は”大山”にも登りたかったのですが、それっぽいところに頂上がなく、周りを見渡すとピークが何ヶ所かあり、時間もなかったし、大山のピークを探すことを諦めて、”天丸山”、”帳付山”のピークだけ行きました。

山自体は岩峰が特徴的で、

特に、天丸山の山頂付近に50mのロープ場が楽しかったです。

以下はタイムラインです。

(9:50)”天丸橋あたり”の登山口です。トイレはありませんでした。

このあたりは工事中みたいだったので、いく際は工事情報をよく確認ください。

”天丸山”の方へ沢を登っていきます。

(10:15)沢はだいぶ荒れていたので、ピングテープとか標識を見落とさないようにしてください。

(10:22)こんなロープも張られてました。

(10:23)はしごもありました。

(10:28)道が不明瞭なところもありました。

(10:40)特徴的な草が生えてました。どんどん登ります。

(10:45)おそらく、”大山分岐”です。左に進みます。まっすぐ進むと”天丸山”に続く道です。

(10:50)こんな岩がありました。

(10:51)展望です。

(10:51)綺麗な花が咲いてました。

ここから、少しのぼると岩があり、そこが”大山”かなと思ったのですが、標識などは見当たらず、少し探してみましたが、「ここで時間を使うと帰れなくなるかも」と思い、”大山分岐”に戻ることにしました。

(11:02)”大山分岐”に戻っているとこんな道があり、右に降ると”大山分岐”です。

私はこの時、「ここをまっすぐ進むと、山道が合流するだろう」と思い、”大山分岐”には戻らず、まっすぐ進みました。

(11:04)安心する標識を発見しました。良かった。

(11:08)標識が所々あるので見落とさないように。

(11:09)”倉門山”です。展望はありません。

(11:17)”天丸山分岐”です。まっすぐ進みます。

左に進むと”帳付山”に続く山道です。

(11:22)難所に入ります。ここから50mくらいの岩を登ります。ロープもありました。

(11:25)こんな感じの岩です。

(11:28)”天丸山”山頂です。

(11:28)展望です。

”天丸山分岐”まで戻ります。

以下は岩壁の動画です。参考にしてください。

(11:50)戻ってきました。”天丸山分岐”です。右に進み、”帳付山”を目指します。

(11:57)”馬道のコル”です。まっすぐ進みます。右に曲がると下山道になります。

(12:06)まっすぐです。

左方向にも尾根が伸びているので、間違わないようにしてください。

こんな感じで道が不明瞭なところもあったので、気をつけてください。基本的に”馬道のコル”からまっすぐです。

(12:08)まっすぐです。

(12:13)花。

(12:14)結構な岩場を登ったり、降りたりするので、きつかったです。

(12:41)”帳付山”山頂です。少し進むと展望が開けてますよ。

(12:43)展望。

(12:44)もう一つ。

(12:44)ラスト。

”馬道のコル”まで戻ります。

以下は”馬道のコル”から山頂までの動画です。参考までに。

(13:29)戻ってきました。”馬道のコル”です。左方向に下っていきます。この先、道に迷いそうなところはなく、緩やかな下りでした。

(14:09)車道に出ます。右に進み、”天丸橋”に向かいます。

(14:34)”天丸橋”あたりです。

Apple Watch ワークアウトログ

合計時間 4:18:01

距離 13.78km

アクティブカロリー 1100キロカロリー

トータルカロリー 1386キロカロリー

上昇した高度 1160m

平均心拍数 128BPM

平均ペース 18’43″km

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この記事を書いた人

趣味で登山を楽しんでいます。特に関東近辺の山に登っています。
登った山の情報や旅行で行った場所の情報などを発信しています。

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