思えば、ゴールデンウィークに計画していた四国、中国地方遠征だが、コロナの緊急事態宣言とやらで急遽行けなくなったので、緊急事態宣言も解除されたから、考えてたルートで予約し直した。
7月26日日曜日。この旅最大の目的、”寝台列車瀬戸号”に乗るために東京駅に向かう。しかし、大宮で上野東京ラインに乗らなければいけないのに、湘南新宿ラインに乗ってしまい、先行きが不安なスタートとなった。東京の地理もよく把握してないのでどこで降りていいのか分からず、とりあえず、山手線だ思い上野で乗り換えて、東京駅へ。
東京駅は新幹線の予約か何か知らないけどすごい行列があった。みんなどこに行くんだろう?
22時発の寝台列車に乗り込む。個室だし、ゆったり足伸ばせるベッドだし、2万円した甲斐はあったと上々な気分で出発。
だが、スマホを充電しようと思ったら、アダプターが見つからない。SDカードを挿すためのアダプターも忘れた。USBだけしか持って来てないことに気づき、自傷したくなる。馬鹿。
結局、ノートパソコンを充電器代わりにして、SDカードは撮りたいところだけ撮って、容量を節約しようという作戦に変更ってことに落ち着き今日は寝よう。寝て着いたら、高松だ。
アナウンスが聞こえて来る。大阪がどうだとか言っている。でも寝起きで全然内容が入ってこない。まぁ、寝よ。
まだ、アナウンスしてる。急いでる方は大阪で乗り換えてとか言っている。とりあえず、起き上がってみたら、外は明るい。でも何で大阪何だと。よくアナウンスを聞いてみたら、昨夜、静岡辺りの大雨で、列車が止まったらしい。そのため、大幅に列車が遅れてるとのアナウンスだった。
アナウンスによると、大阪で新幹線に乗り換えて、岡山で特急に乗ったら早く着くよってことだった。まぁどっち道着くならそのままでいいやと思って、乗り換えはせず乗り続けた。
列車が走る、しばらくして止まる、新幹線とかどんどん通過する。また、少し走る、でまた止まる、どんどん通過される。どうやら、この列車は優先して線路が使えてないと気づく。いや、気づくのが遅すぎた。新幹線に乗り換えれば良かったと思うってもすでに遅く、結局、3時間も遅れて、高松に到着。さて、どうしよう。レンタカーで登山口に行くにもリフトの時間がある。とりあえず、レンタカー屋さんに行き車を借りる。ナビで時刻を調べるとリフトの時間には間に合いそうだ。天気も晴れてるし、足早に高松を後にした。四国の道は期待したほどのものとは違い普通の道だった。北海道の道を夢見てたけど、やっぱり北海道は特別なのね。
久しぶりの運転で緊張した。腹が減ったのでコンビニを探す。セブンが好きだが全然ないローソンばっかり、正直ローソンの食品はあまり好きではないけど、そんなことも言ってられず、ローソンでサンドイッチとメロンパンを購入。やっぱりあんまり美味しくない。
長いトンネルがあった。抜けたら、雨だった。最悪だ。でも、麓に着いからもしかしたら。。
麓に着いた。雨が酷くなった。ともあれ、登山開始。目的はただ一つ、頂上に行く。登山靴を初日から濡らしたくなかったので持ってきたスポーツサンダルを履き登山、途中、登山者にサンダルのことを言われたが、理解のある方々でそのスタイルを受け入れてくれた。山頂でさらに酷くなって、横殴りの雨、本当に痛かった。GoProで録画してたが伝わらないのが悔しい。頂上着いたし、さ、帰ろ、リフトの時間にも間に合いそうだし。しかし、ゴアテックスってすげぇと改めて思う、全然濡れてない。考えた人天才だな。値段は高いけど。。
リフトの時間にも無事間に合い、下山。次は石鎚山だ。ナビをセットし、出発。狭い車道を車、来るな!と願いながら進む。
狭い車道を抜け、広い行動へ。とりあえず、ビチャビチャだし、銭湯に行こ。
銭湯は小綺麗ないい所だった。でも、やっぱり初見ではルールがわかりづらい。アメニティが無料な所も有れば、有料な所もある、ここは全部有料だった。シャンプーとかこんなにいらないよってくらいのボトルで売ってくる。どうせこれっきりなのに。もったいないな。ともあれ、雨と汗を流して、石鎚山登山入口へ出発。剣山同様、車とすれ違わないことを願いながら、真っ暗な中運転する。常にハイビーム、なんか出そうで怖かったけど、深夜12時無事到着。早速寝ようとしたが流石に7月下旬、暑い。
寝苦しさに5時起床。7月28日火曜日だ。あたりを散歩すると犬がいた。大人しい犬で可愛かったが臭かったので、一瞬触って、手洗い場を探す。登山の準備をして、ロープウェイへ、始発は8時。絶望的に長いし、蚊も多い。本でも読んでよ。
8時。ロープウェイに乗る。カード使えたのが意外だったが店員さんの愛想が悪い。まぁいいか。
登山開始、晴れてる、良かった。とっとと登ろう。神社を抜けると下り坂、道合ってるか不安になるくらい下る。そのうちまた登りだし、間違ってないと安堵。試練の鎖とやらがあったので上った、舐めてた。結構長い、鎖もごついし。登り切った、いい景色。
今度は鎖を伝って下り、高いし怖い、足が震える。
こんなのが何回か続くらしい。しばらく行くとまた、鎖場、迂回ルートもあるらしいがせっかくだし登る、さっきよりも短くて、サクサク登った、しばらく進む、第3の鎖、迂回ルートもある、もちろん鎖。上るがきつい。疲れもあるし長い長い、傾斜もあって、腕の力で登ってく。ボルダリングしてる人には下半身を使えと教えられたが、それどころじゃなく、とにかく上へ。
5分くらいの鎖場だった。舐めてたな。反省。ともあれ、頂上。真っ白。頂上の神社で働いてる人がいた、近くに宿もあったが、こんなところに住んでるだね、てか住めるのか。何するにも不便だろうに。
ガイドブックには天狗岳というのが近くにあるらしい、真っ白で何も見えないけど、その方角に行ってみる。ロープがあった。行こ。視界が悪くて道標を見失う、風も強い。道幅も狭いし崖になってる。落ちたら死ぬな。なんて思いながら、天狗岳へ。もちろん、展望もない。ただ行っただけ。下りよう。
下り道、ハッと気づく。鎖場って4つあったんじゃないの?第二の鎖に行ってない(´Д` )。試練の鎖を1だと思ってた。戻る気力もなく、悔いだけ残る登山となった。
松山に行こうと思ったけど、どうせ特急で岡山に行くならと特急が止まる松山よりも近い新居浜駅にレンタカーを返すことにした。やっぱり、車は便利だと改めて思う。買わないけど。
特急電車のチケットを買ったが、ルールがわからないどれを改札に通せば良いのだ。あと、途中で分裂するらしい。分裂するなら、色でも変えてくれたらわかりやすいのに、何両目って説明するからこんがらがる。どっちから1かわかりません。
岡山に向かう、瀬戸大橋は長くて広い。語彙力ないな。
岡山駅到着。米子行きの電車まで1時間ほぼあったし、小腹も空いたのでなんか食おう。岡山、ご飯、で検索しても美味しそうな物がない。しょうがないので、博多ラーメンを食べた。美味しい。
米子駅の電車到着。人もまばら、当たり前か。
米子駅に着いた。滞在するホストの方に連絡。だいぶ歩くな。
宿到着、客は自分だけだった。話によるとコロナでドタキャンされたらしい。不憫なことだ。
コロナで予約入っても、キャンセルになるからもう夏はやらないと言っていた。キャンセルの手続きがめんどくさいらしい。あと、関東より関西から来るお客さんが多いらしく、正直、関東なんてどうでもいいと言っていた。そんなもんなんだなと感心する。
7月29日。大山へ向かう。雨。でも登る。麓に着いた。雨足は強くなる。でも、登る。傘をさそう。大山はほぼ階段で単調な山。正直面白みがない。森林限界を超えたって、雨だし霧だし何も見えやしない。山頂避難小屋改修中、山頂のマークの石も同じく改修中。どこが一番高いかわかりません。とりあえず、それっぽいところで写真。下りよ。
バスを待つ間、インフォメーションセンターで時間を潰した。綺麗な場所でシャワーすらある。麓もホテルや温泉やで晴れてたら全然違うんだろうなー。
バスが来た。運転手さんと二人だけ、コロナで客もほとんどいないみたい。運転手さんの趣味はカメラらしい。話の中で広角レンズで近くを取ると映えるらしい。発想が全然違う。広角はワイドに撮るものだと考えてたから。固定観念が変わるって面白いよね。良い話を聞けた。
米子到着することないし、宿へ。
7月30日、米子空港へ向かう。電車が奇妙だ。ゲゲゲの鬼太郎とコラボして、駅名の呼び名をキャラクター名にしていた。なかなかの愚策に呆れる。朝から奇妙な音楽とか声とか聞きたくない。
空港到着、群馬で爆発があったらしい。テロかな。地震も緊急で備えろと言っている、電車止まって帰るの遅れちゃうよ。
今回の四国、中国地方遠征は失敗だったけど、上ること、行くことに価値があるので、これはこれだ。