プロフィール
絶景の裏に壮大な歴史あり。「東洋のドーバー」屏風ヶ浦の成り立ちを紐解く
千葉県の銚子市から旭市にかけて、約10kmにわたり続く巨大な断崖絶壁「屏風ヶ浦(びょうぶがうら)」。その高さは40〜50mにも及び、英仏海峡の「ドーバーの白い壁」にも匹敵することから「東洋のドーバー」とも呼ばれています。
この圧巻の景色が、数百万年という途方もない時間をかけて地球が作り出したものであること、そして今もなお変化し続けていることをご存知でしょうか。今回は、屏風ヶ浦の壮大な歴史に焦点を当ててご紹介します。
屏風ヶ浦の誕生ものがたり:海底から隆起した大地
今から約300万年〜40万年前、現在の屏風ヶ浦がある場所は、まだ海の底でした。
そこに砂や泥が少しずつ堆積し、「名洗層(なあらいそう)」や「飯岡層(いいおかそう)」といった地層が形成されます。その後、地殻変動によってこの海底が隆起して陸地となり、さらにその上に富士山などの噴火による火山灰が降り積もって、現在の赤土の層(関東ローム層)ができました。
屏風ヶ浦の崖下で崩落した岩をよく見ると、貝殻などの化石が見つかることがあります。これは、この大地がかつて海底であったことを示す、何よりの証拠と言えるでしょう。
常に削られ続けてきた断崖の歴史
屏風ヶ浦は、その美しい景観とは裏腹に、打ち寄せる荒波によって常に少しずつ削られ、後退を続けてきました。
その侵食の激しさを物語るのが、鎌倉時代にこの地にあったとされる「佐貫城」の存在です。片岡常春という武将の居城だったと記録されていますが、現在、城があったとされる場所は断崖のはるか沖合、つまり海の底です。
城さえも飲み込んでしまうほど、屏風ヶ浦は長い年月をかけて波に削られてきたのです。
九十九里浜の砂は、どこから来たのか?
日本有数の長さを誇る砂浜「九十九里浜」。実は、あの広大な砂浜の砂は、屏風ヶ浦が削られたことによって生まれていました。
- 屏風ヶ浦の崖が波で削られる
- 崩れた土や石が潮流に乗って南へ運ばれる
- 運ばれた砂が堆積し、九十九里浜を形成する
このように、屏風ヶ浦の「侵食」と九十九里浜の「形成」は、自然界の大きなサイクルの中で繋がっていたのです。
人間の介入がもたらした、新たな問題
断崖の侵食を食い止めるため、現在、屏風ヶ浦の沖合には多くの消波ブロックが設置されています。これにより、崖の後退は緩やかになりました。
しかし、この対策は新たな問題を引き起こします。崖が削られなくなったことで、九十九里浜への砂の供給が止まってしまったのです。その結果、今度は九十九里浜の砂浜が侵食によって失われていくという問題が深刻化しています。
一つの問題を解決するための策が、別の場所に新たな問題を生んでしまう。屏風ヶ浦と九十九里浜の関係は、自然のバランスの上に成り立つ人間社会の難しさを教えてくれます。
アクセス
マイカー情報
飯岡刑部岬展望館に車を停めて、そこから30分くらい徒歩で下って屏風ケ浦の最西端に行きました。
ギャラリー








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